ナンパコッタ

例えばそんなナンパ

ナンパファッションについて

服装に無頓着な人がいる、それ自体は別に色んな主義主張があるので特に思う事はない。ただ対女修行をするのには服というのは武器にもなりうるし、減点対象にもなるのは周知の事実であると思う。俺がファッションに目覚めたのは裏原宿時代全盛期でした、流行りのストリートブランドのペラペラtシャツや有名コラボというだけで異常とも思える価格帯で投入されガッポガッポと服屋が儲かっていた時代です。俺も雑誌の商品を指を咥えながら見てるだけではなく、せっせとアルバイトをして給与の99%を服に費やしていました。AFFA UNDERCOVER A BATHING APE Supreme NUMBER (N)INEなどです。2010年代以降、「裏原は終わった」などと言われ、2000年代半ばになってくると、次々と進出してくるインポートのラグジュアリーブランドが勢いを増し、服オタもハイブランド購入の時代に突入していきます。俺も裏原ストリートを卒業して、ブランド古着を買いあさる小僧を大学時代はやっていましたが、社会人になり一切服を買わなくなります、なにせ「学校行かないと服いらないから」パチンコ屋に行く服とキャバクラに行く服さえあればいいのです。当時付き合ってた彼女からはダサいと言われ続けますがどこ吹く風、貯金の残高だけは増えていきました。大人になると「男は車と時計だろ!」などと目覚め外車やインポート時計に目覚めまた貯金を溶かしていくのです。


まぁそんな文化自体はどうでもいいのですが、学生時代は服=モテ。大人になったら高級車時計=モテだと思っていた訳です。女にモテるためにはなにか象徴的な物が必要と思い込んでいた俗物な訳です。不便な左利きハンドルを乗ってれば女の子にキャーカッコイイ!と言われると思ってたナイーブな青年でした。

 

ナンパ師時代突入

俺が初めてナンパを始めたのが2016年の夏になります。いまではアレですがまだナンパシーンではうっすらギャル男時代の面影がありました。今のようなオーバーサイズよりタイト目な服装が主流でした。まだギャルとかいたような時代だったような気がします(うろ覚え)
とにもかくにも俺もそんな恰好してナンパしてましたし、それで普通に成功してました、たぶんもっと前の時代だと「とりあえずギャル男になっていればオッケー」みたいな雰囲気があったと思います。

 

多様性が求められる時代に

2010年代後半から明らかに多様性が求められる時代になったと思う。マッチングアプリSNSの普及で流行りの最先端というものが明確化されやすく、誰が何を着て、どんな恰好がイケてるのかとい情報が濁流のようにネットに流れてしまった。イケてない人とイケてる人が差別化され、流行りに疎い人はダサすぎて恋愛市場ではまるで相手にされない時代に移行しつつある。ナンパでも俺が初めの頃に着ていたような服をいまだに着てる人がいるが旧石器時代から来た原人なのかな?と女に思われ、まるで相手にされないというシーンをしばしば目撃する。


ナンパファッションとモテファッションの違い

よくモテファッションを発信してる人がいる。サンローランのデニムやらブーツ、馬鹿でかいハイブラバックで「これが○○にモテる」と言う。個人的に○○がモテるという言葉は甘美な響きだ。そういったものにずっと俺自身投資してきた。何故なら買うのは簡単だから。自己満足なのだ。ただ実際行動しないのでモテない…それに比べるとナンパファッションというのは結果がでる恰好=正解なので非常に明解になってる。逆に言えば「これは間違いない!」とコンサルに言われた物でも結果がでないならゴミなのである。モテは抽象概念だがヤレは具体概念なのだ。ヤレナイならゴミ!あぁ…なんて清々しい…


ナンパファッションの難しさとヒント

人が人のファッションを選ぶとき「似合う」「似合わない」で選ぶがナンパにおいてそれは1つの判断基準でしかない。似合わなくても反応が取れそうなら着るという軸が存在する。というのもナンパは一瞬で有無しが決められてしまう非情な世界なので、おじさんがおじさんに似合う恰好しても一生箸にも棒にも掛からないのだ。「痛いんじゃないかこの恰好」…というギリギリの所を踏み込んで行く勇気が必要だ。歳相応のモテとかクソくらえなのである。ウィッグは被らせるし、おじさんに韓国系ファッションを着せる時だってある(稀に)キメ過ぎると街から浮き反応が悪くなり、カジュアル過ぎると時間帯によっては使い物にならなくなる。ともあれ非常に繊細な物であるし、ナンパやってる人にしかナンパファッションというのは理解できないというのが俺の持論である。

 

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