ナンパコッタ

例えばそんなナンパ

ナンパというアトラクション

f:id:yuunyannn:20190501192528j:plain


ナンパをしていると女の子って退屈なんだろうなっと思う。「女」と限定するのはいささか失礼な気もするけどやはり女のほうが一人でやるような″趣味"よりは漠然と美容、雑貨、カフェなんかという雰囲気で生きている節がある。勿論、男でもそういった人はたくさんいるけど、どちらかというと具体的な話が好きだったりして雰囲気を味わうことに対して意味を感じない人が多い。(ここらへんに男女の意識の違いが顕著に表れる)いづれにせよ、退屈な日常を抜けて刺激的な非日常を求めてる人は沢山いて、朝起きて、歯を磨いて、電車にのって、仕事して、帰ってきて、洗濯を畳みながらビールを飲むみたいなルーティンを繰り返す生活から抜け出したいけど、かといって自分から行動を起こすことはできないジレンマを抱えている。例えば起業するとか、スキルアップのために資格の勉強をするとか、海外に一人旅するとか、全然やったことないスポーツをするとか、やれないことはないだろうけど強い意志がいるし、色々な意味でのコストも掛かる(そういった意味で恋愛というのは手軽なファストフードのようなものだ)本人達は気づいてないかもしれないけど、そういった退屈な、歯がゆいような、心のどこかで沸々と不完全燃焼している気がしているときに、道端で彗星の如く現れた男に声を掛けられる(大体においてそんな素敵なものではないが)そして反応する女の子達は内在的に非日常を求める心を抱えていて「この人はいつもとは違う非日常を提供して、どこかに連れていってくれるのではないか」とトランスに入り込んでいく。ここからはナンパ師の視点であるんだけど、ナンパをする側もドキドキしてる人が圧倒的に多いし、あろうことか、逆に女側に刺激を求めてる人が多数だけど、本来は相手に非日常を味合わせてセックスまで辿り着くのがナンパ師のなすべきことだ、だからナンパ師は「キャスト」を演じなけらばならない、スポットライトが当たるのはナンパをする側ではなく女側でなければならないと思う。「俺がドキドキさせてやるから付いてきな、いつもの景色とは違うぜ?用意はいいかい?」くらいに言い切れないと女の子も「そこまで言うなら、じゃぁ楽しもうかな」と本気で身体を預けられないと思う。勿論ナンパ初心者にとってはこれはかなり難しく理想論なんだけど、それでも、お互いが退屈な日常を壊したいのだとすると一体誰が主導権を握るのだろうか。自分もその世界に導入していく必要はあるけど、ドキドキする側なのか、それともドキドキさせる側なのか、相手から見たときにどちらが素敵に映るのだろうか考えてみた方がいいかもしれない。